京焼き・清水焼

2011.09.20

株式会社 陶あん

今回ご紹介する企業動画は、以前大型陶板でご紹介した株式会社陶葊(とうあん)の陶板プロジェクトです。

今回は、以前ご紹介したサイズに比べますと小さいものですが、前回同様に極めて高度な技術と時間を要する商品です。そのサイズは小さいもので600×1170。大きいものは610×1730です。陶板の厚さは3.8mmに調えられました。この陶板は大阪府守口市の妙楽寺本堂落慶に至る本堂欄間にご採用いただいたものです。

昔から、建物の大黒柱と並び品格をあらわす欄間は、杉・桧・ヒバなどの木材で見事な装飾が施されたものが一般的ですが、今回は新しい価値のご提案として陶板による欄間を納品するに至りました。革新的技術を積み重ね、今後も心価を共有できるパートナー企業でありたいと願っています。

陶あん・妙楽寺本堂欄間陶板の動画をダウンロード

-編集後記-

今回の大型陶板も見事なものです。落慶はGWの頃で、大阪府天然記念物に指定されている有名なつつじの木も見事に満開でした。作る側も、使う側も心から満足できる価値を共有できた陶板ではないかと思います。

作品・商品・製品の垣根は無くなりつつあるようです。この陶板が欄間として本堂の一部として装飾されている様を見るとき、心価を感じます。価格決定のプロセスが原価から心価にシフトしている事を感じずにはいられまん。

[文:GLH@田原]

2010.08.10

株式会社 陶あん

今回ご紹介する企業動画は華やかな器づくりで定評のある株式会社陶葊(とうあん)です。今回のプロジェクトは過去に手掛けた原寸大の手書きによる国宝・洛中洛外図屏風(上杉本) の陶板での再現に発端します。約2年の歳月をかけて作られた洛中洛外図屏風の技術的特徴は単に美しいだけでは無く、「薄く、強度があり、焼成後も反りが少ない」もので、全48枚の陶板で再現されました。

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当時は窯の大きさにも制限が在り、それだけの枚数の陶板で表現するしかなかったものを、新しい設備と技術で更に大型の陶板が作れないか?ここからプロジェクトはスタートします。当然、先回同様に薄く、強度があり、焼成後も反らない大型陶板です。

工業製品のプロセスを経て作られる複写は過去にも多くありましたが、手書きの焼き物として再現に挑戦することを見聞きしたことは無く、窯自体も今回初めての試みで作られたものです。更に本番の作業では何度も焼成過程を繰り返し「風神雷神図」は完成しました。

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多くの方々の力を借り、新しい技術とノウハウを注ぎ込んで作られた大型陶板は1600×600、厚さは3-7㎜、美術性が高く、住宅・建築素材や照明具材、内装装飾材など、様々な業界に向け新しい可能性をご提供するものです。

陶あん・大型色絵美術陶板の動画をダウンロード

-編集後記-

新しいことに挑戦するには時間が必要ですが、時間は有限ですので開発スピードとの戦いです。しかし焼き物の世界での挑戦は簡単なことでは無いですね。出来上がって1枚の大きな陶板を見た時に「見事、綺麗だ」という一言を言っていただける為に費やした時間は実際の工程だけでも数カ月です。

映像ではカットしておりますが、テスト期間や失敗もありました。今回はテスト時間が少ないというハードルもありました。それでも最後の窯出し時は感慨深いものがあります。この大型陶板は9月頃より陶葊・錦小路店にて期間限定で展示される予定です。実物をご覧いただき、その大きさと美しさをお楽しみください。

[文:GLH@田原]

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