JA雲南果樹技術指導センター
今回ご紹介する企業動画は、JA雲南果樹技術指導センターです。果樹栽培にあたり、このセンターが基本に考えた事は「なぜ若者が果物を食べなくなったのか」ということでした。
その理由の一つに「果物以外にも口当たりのよい甘いものは沢山ある」ということに気付きます。そして、スーパーなどに並ぶ果物は、完熟になる前に出荷され、陳列されている段階でも食べごろでは無く、購入して家に持ち帰り、程よい日数で食べごろになることを逆算して出荷されている事実。
このプロジェクトを指導される高橋技監は、国内はもとより世界30ヵ国以上の果樹園を見てきた結果として、「なんとか完熟で、糖度の高い、本来の果物の甘さを、作り手も買い手も可能にするサイクル」を可能にすべく、ハウス栽培とY字形棚栽培法を考案しました。
雨風に強く、害虫や鳥、獣を防ぎ、光合成を増やすハウス栽培。人の手が届く程度の高さに剪定されたY字形棚栽培法は、消費者が満足できる果物本来の甘さを安定的に提供するもので、より付加価値の高い商品化へ進める技術です。プルーン、モモ、ブドウ、スモモ、オウトウ他、様々な果物でのテストを繰り返し、新しい"奥出雲ブランド"として知られつつある果樹栽培方法です。
-編集後記-
撮影にご協力いただいた指導センターの吉廣丈晴さんの言葉がとっても印象的です。
「色々な栽培方法があると思います。優れた栽培方法があったとしても、その方法を100%やりきるかどうか。理論的、作業的に正しくても、それを最後まで愛情を注いでやりきらなければ、美味しい果物が出来ない。Y字形棚栽培法は私の愛情を100%注いであげられる高さです。」
小さな脚立程度で剪定できる高さにすることで、全ての枝木に目配りできます。果実に対してしてあげたら良いと思えることを、全て叶える環境を整えるハウス栽培です。ここでは西日本での栽培が少ない品種のテストが続けられており、この方法が多くの地域に普及し、より美味しい状態での地産地消が進むことを願うばかりです。
さて、気になるその味ですが、サクランボの食べ比べをしてみました。数種を並べ、順番に食べた感想は、甘さが違う!味が濃い!食べれば絶対にわかります!中山間地域に適した魅力的な栽培方法です。
[文:GLH@田原]










