有限会社ランクコーポレーション
今回ご紹介する企業動画は有限会社ランクコーポレーションです。モノづくりには金型、プラ型といったものが必要になりますが、その型も一般的なものは海外生産が増えており、日本国内では高精度であったり、微細加工であったり、医療や航空機といった、より高度な型づくりが求められているようです。
業界では3次元CAD/CAMでモノづくりを進めることが多いそうですが、その手前にある2次元CAD/CAMでのモノづくりが不要というわけでもないようです。
数字で操作する2次元とビジュアルで確認できる3次元。見た目には3次元が理解しやすく、2次元では数値入力ミスも起こり得ます。さりとて、より精度の高い、自由度の利くモノづくりを目指そうとすると、3次元データを2次元にし、そこから型を作ってもイメージしたものと違うフォルムが出来あがる。内容の違うCADデータに振り回されている企業様も多いのではないでしょうか。
このやりとりの難しいところは、アナログからデジタルへのイメージはシンプルなのに、デジタルから別のデジタルに変換しようとすると、機能が限定されてしまうことが多い点です。当然ですよね。そのプログラムを作った方の動きに沿う必要があります。結果としてアナログからデジタル変換するNC言語・自動プログラミングシステム(自動プロ)の使い勝手の良さが、今でも2次元CAD/CAMの需要を生んでいるようです。
2次元のワイヤーフレームや3次元のポリゴンで出されるデータをベクトルの考え方で補完するCAMソフト「ベクトシリーズ」は、いろいろなCAD形状を自動プロを経由し加工プログラムを作り、生産性を上げます。例えば円弧の加工時、パソコン画面で見るデータのフォルムは美しいのに出来上がりはいまひとつ。「ベクトシリーズ」は、それを補います。
より高精度で滑らかに。より美しく。
-編集後記-
お話しを聞いていて、能率とか量産、精度、生産性など、色々なキーワードが脳裏をかけめぐりました。デジタル全盛の時代だけれど「それだと人間のモノづくりの哲学が入らない。自動プロは哲学で動かすので、かゆいところに手が届く。」という話しが印象的です。だからこそ今でも多くの需要があるのだと思います。目の前の湯呑を自分の取りやすい方法で掴むのか?プログラム通りにしか掴めないのか?
モノをつくる工程としては卵が先か?鶏が先か?という風にも感じますし、2次元思考というのは3次元全盛の時代に後退するように感じられる方もいらっしゃるのではないかと思います。でも稲垣氏が話される通り「たった5人で28台のNCを動かせる」ソフトなんですね。
ミニコンと呼ばれた時代から40年以上経過した今でも、日本人的なモノ作りにこだわり、自動プロへのソフトをコンパイラし続け、日本のモノ作りを支えていらっしゃる情熱に脱帽です。
[文:GLH@田原]










最近のコメント